私の合格体験記
「自分らしさをいつまでも」
西南学院大学 A.Sさん
「アナウンサーって花があるわよねぇ」一緒にテレビを見ていた母が隣でポツリと言ったこの一言が、私が初めてアナウンサーに興味を持ったきっかけでした。
その言葉が気になってよく注意して見ているうちに当時高校3年生だった私は、アナウンサーの可憐で知的でそれでいて面白い所に「うわぁ〜!!なんて素敵な職業なのだろう、私もなりたい!」という強い憧れを抱くようになったのです。
時が過ぎ、私は大学3年になっていよいよ長年の想いを形にする時期を迎えました。
ずっと夢だったアナウンサー。しかし実際にアナウンサー受験が始まるとすぐに、自分がそれまでアナウンサーという職業について如何に甘い考えを持っていたかという現実に気付かされたのです。
私はテレビに映る華やかな部分だけを見てただ闇雲になりたいと言っており、そこにはきちんとした動機もそれに伴う努力もなかったのです。情けなさと悔しさで胸がいっぱいになりました。
しかしこのまま夢を追ってもいいものか不安を覚え始めた頃、私はもう一度原点に戻り、アナウンサーに対する自分自身の正直な気持ちを問うことの必要性を知ったのです。
この大事なことに気づかせてくださったのが福岡アナウンススクールです。
アナウンサーにとって何が大切なのか、その技術的なことはもちろんのこと内面にある本質的なことも懇切丁寧に教えて頂きました。そしてハートリンクという名前の通り、このスクールは心と心を通い合わせることができる場だと思います。受講生一人ひとりを大切にしてくださり、親身になって応援してくださる姿勢に何度勇気付けられたことか・・授業に行く度に頼もしく背中を押してもらいました。
それに、講師の先生方は現役のアナウンサーの方々が教えてくださるので、普段はなかなかお会いする機会のないアナウンサーという職業を身近に感じることができ、その魅力について直接触れることができたことも益々アナウンサーに対する思いが大きくそして確かなものへとなっていった要因だと思っています。
私が一連の試験を通して学んだことは、どんな時でも「自分らしさ」を失わないということです。
何社も受験していく中で痛感する精神的な辛さを乗り越えるのは大変でした。でも周囲の状況に惑わされることなく、自分という芯をしっかり持っていれば「アナウンサーになりたい」というただ一つの強い思いが揺らぐことはありませんでした。夢は、諦めない限りそれを掴む可能性を秘めているのです。夢をもつことはとっても素敵なことだと私は思っています。
苦しいこともありますが、目標に向かってまっしぐらに突き進んでいく過程には、大切な出会いや気づきが待っています。どうかみなさんが、その心に温めている想いを、自分という名の花として開花されることを心から祈っております。
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